介護 転職 40代未経験からの体験談ブログ

40代から未経験で介護職に転職して6年目のおっちゃんが介護職の体験談を綴ります。40代50代から初めて介護の仕事に就いてみたいと思っている方の参考にしていただければ幸いです。

認知症介護で使ってはいけない言葉はこの5つです!

こんにちは、40代から未経験で介護職に転職したTUSKです。

 

今回は、認知症のお年寄りの介護で使ってはいけない言葉について書いてみたいと思います。

 

まず大前提として介護員の立場から見て認知症のお年寄りというのは利用者さん(お客さん)でありますし、当然目上の人であり人生の大先輩ですから、尊敬の気持ちをもって接しなければなりませんし、上から目線で声掛けするなんてまずありえないことです。

 

その上で、介護の現場でタブー(禁句)となる言葉を挙げてみたいと思います。

 

1. 「何やってるの?」「しっかりして!」「間違っている」

2. 「○○したらダメ!」

3.  「早くして」「急いで」

4. 「どうせできないんだから」「やってあげる」

5. 「悪くなるよ」「(家族)が会いに来てくれないよ」

 

まず1つめは、「何やってるの?」「しっかりして!」「間違っている」など利用者さんの間違いを指摘したり言動を否定するような言葉は人格や尊厳を否定することになり、傷つけてしまいますので言ってはいけません。

 

例えば、食事を食べこぼしてしまった人格や利用者さんに「何やってるの~?」「しっかりして下さい!」などと言ってしまうと、言われたほうは「悪いことをしてしまった」「迷惑をかけてしまった」と感じ傷つきます。

 

そして、それを聞いた周りの人から「あいつは子供みたいに飯をこぼしている」と馬鹿にされたりということもあったりします。

 

また、例えば「物を捕られた」と言っている人に「誰も○○さんのものなんか捕りません」と指摘したところで何の解決にもなりませんし、余計に問題をこじらせてしまう場合もあります。

 

あくまでも指摘したり否定するのではなく1度きちんと話を聞き許容するということが認知症のお年寄りとの付き合い方では必要なことです。

 

 

そして、2つ目は「○○したらダメ!」など静止する言葉もタブーになります。

 

この「○○したらダメ!」という静止の言葉(スピーチロック)は抑制・拘束につながりますので気を付けなくてはいけません。

 

忙しいときはどうしても言葉がけが乱暴になってしまうこともあるというのは私も同じですのでわかりますが、「○○したらダメ!」という言葉を使っちゃいけないというのは介護職を始めたばかりのころからずっと上司からも言われていますし各種の研修でも教育されてきましたので気を付けています。

 

例えば、家に帰りたいと外に出ようとしている利用者さんに「外に出たらダメ!」というのではなく「○○さん、あちらで一緒に洗濯物たたみをしていただけませんか?」といった感じで上手く興味を他に向けるというのが上手な介護の仕方だと思います。

 

 

そして、3つ目は「早くして」など利用者さんを急がせるような言葉も、言われたほうは嫌な思いをしたりパニックになってしまったりすることがありますので、これももちろん禁句です。

 

待つことが介護職の仕事でもありますし、お年寄りとの生活は「ゆっくり」というのが基本です。

 

 

4つ目は、「どうせできないんだから」「やってあげる」というような上から目線の言葉です。

 

こういう言葉かけは「どうせ私のような年寄りは役に立たないんだ」というような気持にさせてしまいお年寄りのプライドを傷つけてしまいますので、利用者さんにはまず出来ることをお願いするというのが基本で頼んだら出来るまで見守る、もし手助けをするときは「私にもやらせてもらって良いですか?」などの声掛けをすると良いかと思います。

 

 

そして最後の5つ目は「悪くなるよ」「(家族)が会いに来てくれないよ」などの脅し文句です。

 

例えば、服薬の拒否をする利用者さんに、「薬を飲まないと体が悪くなるよ」とか「元気にならないと息子さんが会いに来てくれないよ」ということはNGです、言われたほうは脅されたような気持になって余計頑なになってしまったり、たとえその場ではうまく薬を飲んでくれたとしても後々、体が悪くなる、会いに来てくれないという部分が心に残り落ち込んでしまったりすることがあります。

 

基本的に、介護拒否をする利用者さんには、無理に脅したりすかしたりするのではなく時間が経ち気分が変わるのを待ったり対応する人を変えたりするとたいていは上手くいくことが多いです。

 

 

と以上のように、認知症のお年寄りに対して、否定・指摘・命令・上から目線での言葉遣いは、利用者の人格や尊厳を否定しプライドを傷つけるだけではなく、認知症状の悪化や最悪言葉の暴力による虐待にもつながるとても重大な事ですので、感情的になってこのような言葉を使ってしまわないように日ごろから気を付けなくてはいけませんね。

 

また介護に限らずこのような言葉遣いでは、職場での仲間同士、友達同士、家族の間でも当然相手に良い気持ちは与えませんし、良い人間関係を築いていくためには言葉遣いやちょっとした言葉がけに注意をする、自分が言われて嫌なことは相手に言わない、というのが大切だと思います。

 

 

それでは、今回はこの辺で

よろしければ次回も読んでくださいね~(^^♪

 

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