こんにちは、介護職歴5年で現在派遣介護員のTUSKです。
今回は、介護職の新人あるあるとして放置プレイが辛すぎるということ、それから介護職で本当に新人は使えないのか?という点について私自身の体験を元に書いてみたいと思います。
介護職の新人放置の実態
施設に入職したての新人職員が、忙しく動き回る先輩職員についていけず何をしたら良いのかわからず又指示もないのでどうしたらいいのかわからずぼーっと立ち尽くしてしまう場面って必ずあると思います。
施設の中で新人職員の教育システムがちゃんと整えられていて教育担当の先輩職員がいる場合であれば戸惑うことなく仕事を覚えられますが、大体の施設は人手不足で新人の教育まで手が回らないというのが現状だったりします。
もちろん、いくら人手不足だからとか忙しいからといって新人職員に対して「先輩の仕事を見て覚えて」という状態ではいつまでたっても人材が育ちませんしそんな職場ではなかなか人材が定着しません。
「何かわからないことがあれば聞いて下さい」と言われたところで未経験であれば「わからないことがわからない...」という状況だと思います。
幸い私の前職場ではきちんと教育担当の上司が決まっており、放置プレイの辛さを味わうことなく順調に仕事に慣れていくことが出来ましたが、そうではない施設で辛い思いをしている新人さんも意外に多いようです。
そのような新人職員の教育体制が整っていない施設では最初にどのように立ち回って仕事を教えてもらえば良いでしょうか?
私であればそのような放置状態にされてしまったらまずは施設長や管理者などに相談し誰に付いて仕事を教えてもらえば良いのかをはっきり指示してもらい周りの職員にも周知してもらいます。そして徹底的にその先輩職員について歩きます。
または、指示を貰えるまではひたすら利用者さんと会話をしたりコミュニケーションを取ると言う事をすると思います。
利用者さんと円滑にコミュニケーションを取れるようになる事は介護の仕事でとても大切ですのでまずはそこに注力して、例えば利用者さんに何かお願いをされたら先輩職員に「〇〇さんにお願いされたのですがどうしたら良いですか?」と聞いて対応の仕方を教えてもらうという感じです。
そうする事で1つずつ出来る事が増えていきます。
指示を貰えるまで、教えて貰えるまで、ただ待つのではなくまずは自分の出来ることからはじめて行き少しずつでも出来る事を増やして行くという姿勢も大事です。
それでも、放置状態にされてしまったりきちんと仕事を教えてもらえないという状態が続くようならそのような施設で働き続ける意味はないと思いますので早めに見切りをつけたほうが良いかと思います。
新人が放置されないで教育体制がしっかりしている施設は探せばいくらでもありますのでそういう優良(というか普通)の施設に早めに移ったほうが長い目で見て正解だと思います。
以下の記事でおすすめしている転職エージェントを利用すれば新人の教育体制がしっかりしている優良な施設を紹介していただけますよ。
介護職未経験の新人は使えないのか?
介護職は、人の出入りが多い職場で私が勤めている5年間で何人も退職し、その後新人が入ってくるということがありました。
新しく入職してくる人は経験者の方が多いのですが、たまに私のように未経験で入ってくるという方もおられます。
未経験の新人は使えないのかというと、答えは「使い方次第」ということになるかと私は思います。
未経験で入ってきた人は当然はじめは専門的なことは何もできません、しかしそんな人でも介護の現場ではできることは山ほどあります。
掃除、洗濯、茶碗洗いなどの日常的なことやお茶を入れたり入居者さんとお話をしたり見守りをしたりなどなど
確かにまずはできることをやってもらいながら色々教えていかなくてはいけませんので既存の職員は通常業務プラス新人に教えるという仕事が加わりますのではじめは少し大変です。
しかしこれは人にもよるのですが未経験の方は素直で、0の状態から教えたことをスポンジのようにどんどん吸収してくれるので教えがいがあります。
対して、下手に経験がある新人は全くと言っていいほど素直さがありませんので(^^♪
やれ「前の職場ではこうだった」と言い訳ばかりして少しイラッとすることもあったりします。
確かに、技術的にはある程度できる人で即戦力なのかもしれませんが私はどちらかというと苦手です。
自分が未経験で介護職を始めて今いる施設のことしか知りませんので「前の職場ではこうだった」と言われてもピンとこないというのもあるのかもしれません。
私の、基本的な考えとしては未経験の新人さんはこちらが教えてことをそのまま素直に実践しているだけですので「新人が使えない」と感じるということはこちらの教え方が悪いというだけのことだと思っています。
ただしこれはあくまでも人によるということで、未経験でもひねくれた人もいるでしょうし、経験者でも素直な人もいるかもしれません。
やっぱり人相手の仕事って何年やってても難しいですね(^^♪
介護職で使える新人の特徴とは
それでは次に、介護職で使える・評価される新人の5つの特徴ということについて書いてみたいと思います。
まず、使える新人の特徴1つ目は
仕事が丁寧な新人
です。
介護の現場は忙しいのでどうしてもスピードを要求されることが多いのですが、働き始めたばかりでまだ経験の浅い新人がスピーディーに仕事をこなすことは難しいです。
なので早くしようと慌てて失敗してしまうくらいなら、失敗をしないように業務に漏れがないように、利用者を不安な気持ちにさせないようにゆっくり丁寧に仕事をする人のほうが安心して仕事を任せることができます。
ですので最初は
早いけど雑ではなく早くはないけど丁寧
というのを目指してやっていくのが良いかと思います。
そして、使える新人の特徴2つ目は
積極的な新人
です。
これは特に人間関係において聞かれたらそれに答えるというスタイルではなく積極的に自分からコミュニケーションをとっていくほうが職場に溶け込みやすいという事です。
わからないことはどんどん先輩に聞いたり、利用者さんに対しても相手が話すのを待っているのではなくと自分からどんどん話しかけていくという積極性が必要です。
何度も言いますが介護の現場は忙しいので話しかけられるのを待っているだけの人は存在感が薄くなりがちでどうしても放置状態になってしまったりします。
そして、使える新人の特徴3つ目は
自発的な行動ができる新人
です。
これは2つ目の積極的な新人と通ずるところがあるのですが、特に業務について自分から「私にやらせてください!」とか「これはどうしたら良いですか?」というふうに自分からどんどん聞いていき仕事に対して前向きな姿勢を見せるという事です。
要するに「指示待ち」になってはいけないということです。
前向きな姿勢を見せることで新たな仕事を教えてもらったり、ふってもらえることが増えていきますので黙って指示を待っているよりも早く仕事を覚えることができますしその分周りからの評価も上がります。
そして、使える新人の特徴4つ目は
同じ失敗をしない新人
です。
人間は誰でも失敗をするものですが、同じ失敗を繰り返さないように工夫や努力をする人と何度も同じ失敗を繰り返す人とでは天と地ほどの違いがあります。
同じ失敗をしないための具体的な対策としてはメモを取ることだと思います。
何かうまくいかないことやミスがあったときにメモを取っておくことでそのことを忘れずにあとで対策を調べたり先輩に聞いてうまくいく方法を教えてもらったり出来ます。
逆にメモを取らなければ失敗したこと自体を忘れてしまってまた同じ失敗をしてしまうということになりがちです。
仕事は目で見て覚えるものという人もいますが見て覚えるよりもメモを取っていればあとで見返して思い出すことができるので確実です。
そして、使える新人の特徴5つ目は
出来ないことは素直に言う新人
です。
はじめてやる仕事はできなくて当たり前ですので自信がないことは無理して「出来ます」「出来ると思います」というのではなく素直に「出来ません」「自信がありません」と言ってまずは先輩にやって見せてもらうというのが正解です。
出来ないことは恥ずかしいことではありません。
それよりも無理をして失敗することで回りに迷惑をかけたり利用者さんを不安な気持ちにさせたりするほうがいけないことなのです。
ですので、出来ないことは素直に言う人のほうが結果的には評価される新人になるかと思います。
ただし、出来ないことは無理をしないということと、仕事を選んで嫌なことをやらないというのでは意味合いが違ってきますのでそこははき違えないように何でも積極的に取り組んだり教えてもらったりすることも大切です。
他にも介護職新人あるあるについての記事を書いていますので良かったらチェックしてみてくださいね~
それでは、今回はこの辺で
よろしければ次回も読んでくださいね~(^^♪