こんにちは、40代から未経験で介護職に転職したTUSKです。
私自身もそうでしたが40代~50代で未経験の方が介護職に転職してくるというパターンは男女問わず非常に多いです。
前職でリストラにあったとか、育児が一段落して時間ができたとか、離婚をして自立しなくてはいけなくなったとか理由は様々です。
介護職の場合、40代~50代で経験や資格がなくても正社員として就職することは簡単ですし実際求人も多いので始めやすい職業なのかもしれませんね。
しかし、10代~20代の若者とは違い段々と新しいことを覚えるのが難しくなってくる年代でもありますので仕事を覚えるまでは大変なことが多いです。
というわけで今回は、未経験で介護の仕事に就いたけどなかなか仕事が覚えられない時にどうしたらよいのかを自分の体験談を基に書いていきたいと思います。
□介護職 未経験で仕事が覚えられない時はどうするか?
介護職であれなんであれ未経験で仕事に就いた場合は何もかもが初めての体験だったりして戸惑いが多く一通り仕事を覚えるまでは大変だと思います。
しかも、40代~50代となってくると段々物覚えが悪くなってきて若い頃のように新しいことを覚えるのに時間がかかるというのも悲しい現実です。
私自身も介護職を始めたばかりの頃はなかなか仕事を覚えることができず苦労したし、周りに迷惑をかけてしまうことも多々ありましたが辛抱強く指導していただいたおかげで徐々にですが仕事を覚えていくことができました。
例えば、現在の職場で働き始めたころ最初に仕事を教えてくれた先輩が「とりあえずなんでもメモを取って!」という方で一つ一つ説明をしてくれた後にメモを取る時間をくれました。
そこでとったメモを家に帰ってから見返して頭の中で復習し翌日の業務に備えました。
例えば、口腔ケアの介助の場合は
義歯を本人に外していただく(または外してあげる)
歯ブラシや口腔ケアスポンジで口の中・舌をマッサージしてあげる
うがいをしていただく
義歯を本人に洗っていただく(または洗ってあげる)
義歯を付けていただく(または付けてあげる)
と、これはあくまでも一例ですがこんな感じで一つ一つ教えていただくたびにその手順をメモに取り、それができるようになるまでは毎日家で見返していました。
今考えるとこれがすごく役に立ったなあと思います。
介護の仕事はだいたいが同じことの繰り返しですので、とにかく覚えるまで反復しかありません。
ある程度仕事に慣れてからも例えば毎日の申し送りの内容はきちんとメモを取っておかないと入居さんのその日の状況やその日しなければならない業務などを忘れてしまったりということが起きてきます。
ですので「メモを取る→メモを見返す」ということを始めに習慣づけてくれた先輩には感謝しています。
あと、これは私の個人的な感覚ですが仕事ができない人やミスが多い人は人の話をはいはいと聞き流しているだけできちんとメモを取っていない人が多いような気がします。
人はどうしても一回耳で聞いただけだとそれをすぐに覚えて実践することは難しいので紙に書いて何度も見返すことで脳に定着させる事が必要です。
年を重ねればなおさらです。
あとは、「わからないことはとにかく聞きまくる」というのも必要なことだと思います。
仕事を始めて最初のころは1つ仕事が片付いたあと次に何をしたらいいのかわからないということも多々ありますよね。
そんなときは
「次何したらいいですか?」
「○○はどうやったら良いですか?」
「○○はどこにありますか?」
「○○さんにXXXXと聞かれたんですけどどう答えたらいいですか?」
などなど、とにかく少しでも疑問に思ったことはうやむやにしたり勝手な判断で行動せずになんでも先輩に聞いて教えられたことを素直に実行するというのが大切だと思います。
先輩職員からしたら聞かれないでミスをされるよりはなんでも何回でも聞いてくれたほうが助かりますので遠慮せず聞くことが大切です。
介護の仕事をしている人は基本お世話好き(お節介)な方が多いと思いますのでたいていの場合は嫌がらずに教えてくれると思います。
ただ、1つ気を付けなくてはいけないこととして質問するときのタイミングは考えなきゃいけませんね。
相手がどう見ても手が離せないような状況の時
例えば何かの数を数えているときに話しかけてもイラっとされるだけですので気を付けてください(^^♪
そういうことも含めて先輩職員の言動をよく見るということも大切だと思います。
「入居者さんにこう言われたときはこう答えたらいいんだ」
とか
「椅子から立ち上がっていただくときはこういう風に声掛けをしてからここに手を添えて手伝ってあげたらいいんだ」
というような介護の基本的なことはたいてい先輩職員を見て学ぶことができます。
私の場合、5年たった今でも先輩や時には後輩からも「おお、こういう声掛けをすれば嫌がっている入居者さんも入浴してくれるんだ~」といった感じで見て真似して学んでいます。
そして、新しい環境に素早く溶け込むためには余計なプライドや意地は捨てて教えられたことには素直に取り組むという姿勢を持つことだと思います。
40代~50代から入職した場合、先輩職員が自分よりも若い人や下手をすると子供世代という場合も多いです。
そういった場合、仕事を教えるほうにも遠慮する気持ちが出てしまいます。
教えづらい、指示を出しづらいと思われてしまってはそれだけ仕事を覚えることが難しくなりますので、そうならないために、こちらから「なんでもしますから教えてください!」という態度で接するということが大事になるかと思います。
そして、介護の職場に必ずといっていいほど存在するベテランのパートのおばちゃん。
実際は現場を仕切っていたりすることが多いこのようなおばちゃんに気に入ってもらうというのも仕事を覚えるための近道になります。
介護職を長く続けているおばちゃんって世話好きというかお節介焼きの方が多く基本的に頼られると喜びます。
だからといって媚びを売る必要はありませんが、ちょうどいい塩梅で頼るようにしていると段々とこちらを気にかけてくれ色々面倒を見てくれるようになります。
利用者さん毎の対応のコツや業務を効率的に進めるためのコツなどベテランのおばちゃんから教わったことで独り立ち後に役に立ったことが数知れずあります。
というわけで、今日は介護職未経験で仕事が覚えられない時はどうするか?
私はどうしていたかということについて書いてみました。
特に40代~50代という年齢になるとわからないことを人に聞くことに抵抗を感じたり、年下の先輩職員に教えを乞うのが恥ずかしかったりといったつまらないプライドが邪魔をして上手く周りとのコミュニケーションがとれなかったりしますね。
ですが、40代~50代という年齢になっても新しいことを勉強して成長していけることは幸せなことでもあると思います。
ここで書いたことはある意味当たり前のことばかりかもしれません。
それでもこれから新しいことをはじようとしている方々にとって何かしら参考になることがあれば良いなと思います。
それでは、今回はこの辺で
よろしければ次回も読んでくださいね~(^^♪