介護 転職 40代未経験からの体験談ブログ

40代から未経験で介護職に転職して6年目のおっちゃんが介護職の体験談を綴ります。40代50代から初めて介護の仕事に就いてみたいと思っている方の参考にしていただければ幸いです。

介護施設での高齢者虐待(不適切なケア)の実態

こんにちは、介護職歴5年で現在派遣介護員のTUSKです。

 

今回は、介護施設での高齢者虐待(不適切なケア)の実態について自分の体験談・目撃談を書いてみたいと思います。

 

みんなの介護 様の記事によると

 

2017年の高齢者虐待による事故の発生件数は

 

家庭内介護で

相談・通報件数3万0,040件、虐待判断件数1万7,078件

 

介護施設においては

相談・通報件数1,898件 虐待判断件数510件

 

となっております。

 

まあ施設については基本的に怪我でもしない限りは公表なり通報なりはしないというのが現状かと思いますので実際はもっと多いような気がしますが、表沙汰になっているだけでも1年間にこれだけの数の高齢者虐待があるというのが現実ですから介護の仕事をしているという人の中には、高齢者虐待や不適切なケアの現場を目撃したことがある、または自分自身やってしまったことがあるという人も多いのかもしれませんね。

 

私自身、5年間介護施設で働いている中でそのような場面を何度か目撃したことがあります。

 

例えば、

 

服薬を頑なに拒否する利用者さんに対して無理やり薬を口の中にねじ込んで水を飲みこませる

 

口腔ケアをやりたがらない利用者さんの首根っこを掴んで無理やりうがいをさせる

 

排泄介助の際「○○さんのうんこ(おしっこ)くっさいわ~」と大声で辱める

 

頭をはたく

 

怒鳴りつける

 

命令する

 

など、もちろん日常的にこのようなことがあったわけではありませんが実際に何度か目にしたことがある場面です。

 

これらは、数人の普段から問題のある職員による行為で施設側もある程度把握はしていたかと思いますが黙認というか気付かないふりをしていました。

 

あとは、利用者さんに呼ばれても聞こえないふりをしたり無視をしたりといった所謂ネグレクトのような行為も見かけたことがあります。

 

このような場面では、自分が代わりに「○○さんどうしました?」と対応することでその場を取り繕うことができますが、暴力や暴言についてはその場で本人に注意するのではなく施設長にあとで報告をして注意をしてもらったり会議など職員全員が集まる機会に虐待防止のための話し合いを行うなどしていました。

 

不適切なケアを行っている同僚職員に対してどのような対応をするのが正解なのかは正直言って良くわからない部分ではあるのですがまずは自分自身が不適切なケアを行わないように心がけることが大切なのかなあと思っています。

 

それから虐待、不適切なケアをしてはいけませんといくら教育したところでお金がなくてイライラしている人が自分よりも弱い人に八つ当たりをするのは良い悪いの問題ではなく起こり得ることだと思いますので、経営側や自治体などが介護職員の賃金や労働環境などをきちんと整備することも必要なのかなと個人的には思います。

 

それから、不適切なケアを把握しながら何の対処もせず見て見ぬふりをしている施設で働いていると将来的に自分にも何かしらの不利益(とばっちり)が生じる可能性がありますのでそのような施設で働いている方はなるべく早く転職をしたほうが良いと思います。

 

 

 

それでは、今回はこの辺で

よろしければ次回も読んでくださいね~(^^♪

 

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