こんにちは、介護職歴5年のTUSKです。
今回は、若者には介護職をお勧めできない理由とは?ということについて書いてみたいと思います。
私は時間があるときに情報収集のため介護関連のコミュニティをよく見ているんですが、そこでよく見かけるのが男性・女性に限らず若い人からの「介護職を辞めたい」という旨の相談です。
先輩職員からのいじめにあった、先輩職員が挨拶を返してくれない、仕事がきつい、利用者に罵られた、暴力を振るわれたなどなど、お年寄りの役に立ちたいと理想をもって介護の世界に入ったのは良いけど数か月で理想と現実のギャップを知ってしまい悩んでいる方は多いようです。
新人として入ったばかりの頃は周りの先輩職員も優しくしてくれますし、自分自身も新鮮で新しいことを覚えていくのが楽しいと感じますが、それから数か月たち仕事を覚えてくると今まで見えなかった悪い部分がだんだん見えてくるようになり、それがストレスになってしまうのでしょう。
そういう悩みを相談している方に、丁寧にアドバイスをしている心優しい方もおり、そのアドバイスの内容が大変参考になる部分もありますが、「介護の仕事なんて年を取ってからでも出来るんだから別の仕事に就いたら?」みたいな意見も結構あります。
私としては、どちらかといえば「若いのに立派ですね頑張って続けてくださいね」という励ましよりも、「別の仕事に就いたら?」という意見のほうに賛成です。
やはり若いということは期間限定の特権です。
企業は人材育成という観点から若手を求めているので若いというだけで就職や転職に有利ですし、年を取ってからだとこの仕事に就きたいと思っても募集が○○歳までだったりして応募すらさせてもらえないといった事もあったりします。
そして、介護の仕事って今までの人生経験が武器になる仕事だったりしますので、若いうちは他業種で頑張って、ある程度の年齢になってからその経験を介護の世界で活かして活躍するということも可能なのかなと思います。
私自身も、20代の頃は建築関係の仕事をし、その後営業職や、インターネット関連仕事などいろいろ経験しそれぞれの職業で友達を作り、釣りや、ゴルフや、食べ歩き、飲み歩きなど趣味も楽しんできましたので利用者さんとの会話で話題に困ることがありません。
それからちょっとした大工仕事の雑用やネットで調べ物をしたりパソコンを使って行事の写真の編集をしたり、イベントの余興に使う音楽のCDを作ったりと前職を活かした仕事もしていくうちに「○○さんに頼めば大丈夫」と職場で信頼を得ることもできました。
そして、ある程度年配の介護員のほうが利用者(お年寄り)と打ち解けやすいという部分はどうしてもあると思います。
昔の人たちは年功序列の世界で生きてきていますのでその「昔の人」と接する仕事である以上はどうしても若い人は下に見られてしまうというのは致し方ない部分もあります。
もちろん、そうでない場合もありますので一概に決めつけることはできませんが私の経験上では縁故(コネ)入社の場合以外の若者はすぐに辞めて他業種に行ってしまいますし、私もそれで良いんじゃないかと思っています。
実際に精神的に病んでしまい辞めていった若者も見ていますので、私としては「介護職を辞めたい」と悩んでいる若者に「いつでもやめることは出来るんだからもう少し頑張ってみて」とは言わず「若いんだから色々他のことにも挑戦してみたら?」と言ってあげたいなと思います。
あくまで私見ですので違う考えの人もいるかとは思いますが、以上が若者には介護職をお勧めできない理由です。
あと、補足ですが介護職をお勧めできないといっているだけで、辞めたほうが良いといっているわけではないので勘違いの無いようお願いいたします。
介護にやりがいを感じて楽しく仕事をしている人はそれで全然良いと思います、私も介護の仕事が好きですので、でも無理してまで続けることはないですよということです。
蛇足ですが。
それでは、今回はこの辺で
よろしければ次回も読んでくださいね~(^^♪
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